8月9日長崎原爆投下に思うこと。
今日NHKの番組「解かれた封印〜米軍カメラマンが見たNAGASAKI〜」を見た。
私は長崎県民で、小さい頃から、8月9日は特別な日だった。
夏休みにもかかわらず、登校させられ、11時3分には黙祷し、
原爆の歌を歌ってたりしていた。
原爆資料館には、被爆した人たちが写真で掲載されていて、
なかでも、赤ちゃんが、被爆して頭が切断した後、継ぎ目を縫っているという
生々しい写真がかざられていた。それを見た後、帰りのバスで吐いた覚えがあるほど、
残酷なものだった。
でも、これは全て現実。
これを記録して帰国したアメリカのジョー・オダネルさんという米軍カメラマンの
特集がテレビで放映された。
ジョー・オダネルさんは帰国して、あまりも生々しい被爆の様子を消し去ろうと、撮った
写真を長年封印していたそうで、、、。
晩年になって、それを解禁し、アメリカを告発する運動を始めたらしく、それから、
家族は崩壊して、奥さんとは離婚したのですが、息子が唯一支援してくれたそうで、、、、。
そのシーンを見ただけで、号泣してしまいました。
国と国の戦いだけど、その末端は1人の人間で、その人間が真視の視点をもっていれば、
こんなに訴えかけれるという事を今猛烈に感じます。
やはり、どんな状況であろうと、公平にしかも真の視点で世の中を見ていける人間でいたい。
この先、不条理な事があるかもしれない。その時に、正直な視点で生きていく事をめざしたい。
いつかは、きっと、報われる時が来ると信じて。
折りしも、ジョー・オダネルさんは8月9日に亡くなられたそう。。。。
戦争は、人の運命をあまりにも無残に変えてしまうものだと認識します。
永久に戦争、しかも核戦争、絶対に反対です。