まぼろしの邪馬台国

ば、見に行ったとです。

感動。。感涙。。そして、生きる希望!!!

吉永小百合演じる、宮崎康平の奥さん、和子さんには脱帽。
男を上げるも下げるも、実はそばにいる女次第なんだなー。

宮崎康平は、島原鉄道の取締役の時、眼底網膜炎で失明していたが、
まわりをぶんぶん振り回す勢いがあり、カリスマ性があり、魅力のある人材であった。
私がいるころは、結構わがままな社長さんやったって語り継がれてました。

(映画の康平は、後からとび蹴りしたいくらい、ありえないくらいむちゃくちゃだったけど)

前妻が幼い子を置いて、離婚。その子供も和子さんが面倒見ながら、康平のわがままも
受け止めて、我慢強い素敵な女性。

献身的に、宮崎康平の目となり、レコーダーに魏志倭人伝の漢文を和子さんが朗読したものを、
康平が何度も何度も聴いて読み解き、それに基づき、九州各地を歩いて確認した後、
まぼろしの邪馬台国」を刊行して、第1回吉川英治文化賞を和子さん供々受賞する事になる。

島原地方に住んでいて、宮崎康平の名前を知らない人はいないと思う。
作詞、作曲家としても有名。島原鉄道の取締役としても有名。邪馬台国は島原にあるとーーーと
言ってたのも有名。

だけど、そうことができた康平を支えてた和子さんの事はよく知らなかった。

今日から、私は和子さんのファンになる。
なんて素敵な人なんだろう。
頭がよくて、優しくて、強くて、、、、。

なんだか、この前の篤姫とコメントがかぶってきた。

これから10年先の私はどうなっているのかな。
ぼわぁっとして、よくわからないから、和子さん、篤姫さんを目指してみたい。


ところで、映画館は、3組しかいないで、ほぼ家で巨大プロジェクターを見ている感覚で見れた。
贅沢な一日だった。
映画のシーンで、あっ、ここはあそこやったぁーとか、ここはどこやったとやろうかーとか、
郷愁も重なり、心の琴線に触れた映画でした。